花粉症の手術
薬による治療だけでは治りにくい鼻づまりに対しては、手術によって狭くなっている空気の通路を広げて、鼻腔内の通気性をよくする方法がとられます。
鼻づまりを悪化させることから、手術を要する鼻の異常として最も多いのは鼻中隔彎曲です。外見的には、鼻も真っ直ぐで何も変わったところはないように見えても、鼻鏡を使って鼻の中を覗いてみると、鼻腔を左右いずれかに湾曲していることでそれと分かります。
また鼻腔粘膜、とくに下鼻甲介と呼ばれる部分の粘膜が肥厚、つまり腫れて肉厚になっているために通気性が悪くなっていることもあります。あるいは、花粉によるアレルギー性鼻炎や慢性副鼻腔炎で、副鼻腔粘膜の炎症を慢性的に分泌物がたまったり、むくみが強くなったりして鼻腔内にポリープのような隆起錠の塊ができることがあります。この鼻茸も通気性を悪くし、鼻づまりを治りにくくさせることから、手術の対象となります。
鼻腔の通気性をよくして鼻づまりを軽減するための手術としては、鼻中隔彎曲があれば、その彎曲している部分の軟骨や骨をメスで切り取って真っ直ぐにする鼻中隔矯正術を行います。また、下鼻介粘膜の肥厚が通気性を悪くしているようであれば、その肥厚している下鼻甲介粘膜をメスで切り取る下鼻甲介粘膜切除術を行い、鼻茸があれば鼻茸切除術を行います。