ステロイド薬の副作用
ステロイド薬というと、胃に潰瘍をつくったり、骨粗しょう症といって骨がもろくなったり、持病の糖尿病が悪化したりと、強い副作用の出る薬という印象がありますが、そのような全身性の副作用が出るのはステロイド薬を内服または注射で用いた場合で、鼻用のステロイド薬ではそうした強い副作用が出ることはまずありません。
とはいえ、時に噴霧した鼻腔内やその先の気道に多少の影響が出ることはあります。また薬の使用が長期に及んだり、規定量を超えて使ったりすると、内服や注射した場合ほどではないものの、どうしても副作用が出やすくなります。
鼻用ステロイド薬でよく見られる副作用としては、噴霧した時の鼻腔内の刺激感や痒み、乾燥感、鼻出血などが挙げられます。このような場合、刺激感が噴霧器に使われているフロンガスによると思われる時は、フロンガスを使っていない薬に切り替えれば副作用症状は治まります。
また使用期間が長引いて年単位になってくると、異臭感や頭痛、高血圧、のぼせ感などの副作用が出てくることもあります。しかし、花粉症は期間が限られているので、まずその心配はないと考えてよいようです。