ステロイド薬

ステロイド薬

抗アレルギー薬か抗ヒスタミン薬の内服を続けていても、花粉飛散量が多くアレルギー反応がピークに達しているような時は、それだけでは十分に症状が始まらないことがあります。

そのような時は内服薬はそのまま続けながら、さらに局所性ステロイド薬を鼻症状が強いようであれば鼻腔に噴霧し、目の症状が辛い時は点眼するというように、その時々の症状に応じて使用できます。

ステロイド薬とは、副腎皮質ホルモン薬とも呼ばれるように、腎臓のすぐ上にある副腎の皮質と呼ばれる部分から分泌されるホルモンを化学的に合成してつくった薬です。このホルモンには元々、私たちの体が受ける外界からの過剰なストレスや、過労、過度の精神的緊張、細菌感染などに敏感に反応して、そのストレスに体が負けないように内部環境を調整する働きをしています。体液中のナトリウムやカリウムなどの電解質バランスを調整したり、免疫反応を抑制したりしているわけですが、その一つに白血球を総動員して炎症を抑える作用があるのです。

ステロイド薬の抗炎症作用は、他のどの薬にも増して強力なものです。花粉症による鼻や目の症状をいち早く確実に抑えるには、この薬に勝るものはないといわれるほどです。特に最近ではターゲッティング療法剤といって、薬を必要としている局所へ必要な量だけ速やかに送り届け、そこで集中的に作用させるように工夫した製剤も開発され、しつこい症状を抑える上で局所性ステロイド薬への期待はいっそう高まっています。

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