都市部の花粉症

都市部の花粉症

スギ花粉症はスギ花粉が原因で起こる病気であるため、スギの木が多く、飛散するスギ花粉も多い郊外ほどスギ花粉症になりやすく、スギの木が少ない都市部ではスギ花粉症のリスクは低くなるように思えますが、必ずしもそうではないようです。

東京都衛生局の疫学調査では、スギ花粉症の有病率は郊外よりも都心部の方がより高いという結果がでています。都市部のスギ花粉症の有病率が高いのは、人工的な生活環境の影響と考えられています。空中を飛散して、いったんはアスファルト道路に落ちた花粉がそこに徐々に積もっていき、やがてビル風やハイスピードで走る車に舞い上げられます。その結果、そこの住民たちはその分また余分に花粉を吸わされることになり、それだけ花粉症になりやすくなってしまうのです。

さらに大気汚染の影響も無視できません。とくにディーゼル車が吐き出す排気ガスが、スギ花粉に対するIgE抗体をつくりやすいように作用しています。そのためスギの木の多い郊外にいた人が、都会に引っ越した途端、今まで全く平気だった花粉症になることも珍しくないのです。特にアトピー体質の方や、その素因をもつ方は要注意です。

Copyright © 2008 花粉症ガイド. All rights reserved.