気管支喘息

気管支喘息

花粉症は気管支喘息というやっかいな病気を合併することがあります。花粉症と気管支喘息と聞いて、一見まったく異質の病気のようですが、実は共通項が多く、花粉症も気管支喘息も共にアレルギーによって起こる病気なので、その発病にはアトピー体質が大きく関与しています。さらに花粉症の主症状が鼻の症状であるのに対し、気管支喘息は喘鳴や息苦しさなど気管や気管支の症状であることからも、気道におけるアレルギーが原因で起きている病気です。

鼻は気道の入り口にあり、鼻腔の内側を覆っている粘膜は、空気と一緒に吸い込まれてくるゴミや花粉など、外界からの異物をとらえて排除するフィルターのような働きをしているので、外界の刺激には最も反応します。空気中に飛び交っている花粉を吸入して起こる花粉症の症状が、くしゃみや鼻水など、鼻の症状となって現れるのはこのためです。

鼻粘膜は花粉も含め、外界から侵入してくる異物のサイズが直径20ミクロン以上あれば、ほぼもれなく侵入を阻止します。スギ花粉の大きさはおよそ直径30ミクロンなので、通常は鼻腔のフィルター機能によって排除され、それ以上奥には入り込まないものです。しかし、あまりに多くのスギ花粉を一気に吸い込むようなことがあると、鼻のフィルター機能が間に合わず、スギ花粉が気管や気管支にまで到達し、息苦しくなることがあります。そしてそのような発作を何回か繰り返しているうちに、やがて気管支喘息になってしまうのです。

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